ロープレスキュー
8の字VSもやい結び
2重構造系のロープは鋭角なまげに弱く、ロープを引けば最初に力がかかる部分は、赤のライン(線)の最初に左に曲がる部分です。ここに力がかかればロープ同士の干渉による熱が発生しここから断裂します。この部分は8の字の場合は輪(バイト)を作る2本ロープに。もやい結びの1本はバイト、1本は端末。どちらの結びも2本のロープを覆うように曲がります。同じ2本のロープを覆うように曲がるのなら2つの結びは条件的(鋭角度)には殆ど変りありません。
これまで、8の字結びの方が強度あると学んで来ていましたが、同じような条件であれば強度的には殆ど変わりがないはずです。
ダブル8の字
シングルの8の字結びに比べて4本のロープを覆うように、曲がりますのでシングル8の字に比べれば曲がる角度は緩やかになります。その分、強度が増すだけでバイトが二重なので強度が2倍になるのではありません。