コンパクトで持ち運びが容易!ホットチェンジにも最適
高荷重から低荷重まで荷重をスムーズにコントロール出来る。 IDやストップでは対応することの出来ない荷重を下ろすこと出来るコンパクトで強力な下降器。 高強度ステンレス製で出来ており、サイドバーとして角がついているため作業姿勢も素早く楽に出来る。 通常のサイズのブレーキーバーラックよりも小さくで持ち運びが容易、ハーネスにぶら下げ携行でき現場ですぐに下降システムを構築することが可能な優れもの。
また下降から引き上げへと素早く切り替えるホットチェンジ用下降器に最適。
【サイズ】長さ22cm 幅7cm 厚さ2cm
【フレーム重量】399グラム
【適用ロープ径】7mm-12.5mm
【強度】22kn
使用方法:ダウンロードはこちら
○降下時(支点側での操作)
バーを操作する人が位置する側へ角を出す。
短いバーがロープで押されるように角が右に出る場合は上から掛ける。角が左に出る場合はロープを下から掛ける。
降下時は荷重によって4本バーの幅を広める、または縮める。荷重が小さければバーを広め、荷重が大きければバーを縮め摩擦抵抗を大きくする。さらに荷重が大きくなれば対象物側の角に一度まき、さらに摩擦抵抗を高める。
○作業姿勢
上下の角に数度巻きつけカラビナにロープを通し状況に応じて支点側または、バーの上部で半結びを2回。
○降下システムから上昇システムに切り替え(荷重掛け替え)
ブレーキーバーに掛かる荷重をプルージックへ荷重を掛け替える作業を行なう
ブレーキーバーの前にプルージックが掛かるように長さの調節をす為にプルージックを写真のようにセットする(カラビナ、プルージック2折、カラビナ、プルージック)2折りのプルージックはウェビング、スリングでも良い。
スリングを2重または4重に折り曲げてもよいが、短いスリングでの折らずしての使用であれば強度に心配がある。
セットが出来たならプルージックを対象物側に移動させ、ブレーキーバーの作業姿勢を解き、ゆっくりプルージックへの荷重以降を行なう。プルージックのへの荷重が移行すればブレーキーバーを外すことが出来る。
○降下システムから上昇システムに切り替え(滑車取り付け)
ブレーキーバーを外し支点側にカラビナ、プーリーを取り付け、対象物側にカラビナ、プーリー、プルージックを取り付ける(3倍力の場合)。
※支点側のカラビナ、プーリーの位置は2折りしたプルージックの対象物側に付ける
○セット方法(名称ホットチェンジシステム)
これまでの説明では、降下から荷重の切替、滑車取り付けと一つ一つの動作に時間が要してしまう。進入するまでに時間有る場合は予め上の写真のようにブレーキーバー、滑車、プルージックをセットしておく、ただし、進入者を進入させる際にはプルージックを保持しておく必要(プルージックが対象物側に滑り出してしまう)がある。
進入隊員が要救助者と接触となればプルージックに荷重を以降しマイクロラックからロープを外せばすぐに引上げシステムに変更が可能。
マイクロブレーキバーを使った余長の取り方
ブレーキーバーの余長の巻き取りは苦労します。
特に、ロープの先端に荷重がかかっている時には顕著です。
今回は、マイクロブレーキバーラックを使った余長の巻き取り方のコツをご紹介します。
なおマイクロブレーキーバー以外の他のブレーキバーではこのやり方で行えない物があるのでご注意下さい。