膝と肘周りにはプロテクション用のネオプレーンがパットとして入れられており現場での活動を手助けします。また、手首の上に夜間活動用に反射板が付いています。

足部にはラテックスで出来たソックスがとりつけられており都市型水害の発生時など汚水で足が汚染されることが防げるだけでなく長時間の活動時に冷水で足が冷やされることを防ぎます。

太もものポケットは防水ではないですが、ちょっとした小物を入れるのに便利なようなデザインがされており、自動排水機能を備え、ポケットに水が溜まらない構造になっています。

Heavyduty YKK®　ウォータープルーフジッパーが正面についており男性隊員が用を足すのに便利なように作られています。またボディに斜めにはりめぐらされたエントリージッパーもHeavy duty YKK ®　ウォータープルーフジッパーで水の浸入を防ぐ構造になっています。

首周り、手首、足首には、液状ネオプレーンがコーティングされたラテックスガスケットが配置され水の浸入をぎます。このガスケットは、通常のガスケットよりも耐久性があり装備の長持ちを助けます。また、首周り、手首、足首の周りにはネオプレーンのカフがついており各部のガスケットを保護する構造になっています。ウェストにはゴム製のプルコードが内蔵されており、サイズ調整が可能です。

新しいドライスーツガスケットは最初の頃は快適ではないかもしれませんが、何回も着ていると素材が伸び始めます。使い始めは、ガスケットを伸して少し大きくすることをお勧めします。ガスケットのカットは後に不具合を生じる可能性もありますので充分ご注意ください。

※ガスケットを切る場合には筒状の様な物を通しカッターナイフで切る事をお勧めします。ハサミで切るとささくれが出来る事があり、これがガスケット破損の起点となる事があります

ガスケットは消耗品です。定期的に交換をお願いします。経年劣化を防ぎ、長持ちさせるためには、ガスケットのラテックスの部分に、ゴムの劣化防止剤の303エアロスペースプロテクタントの塗布を行ったり、着脱時に丁寧に扱う事が重要になります。

１　使用後は毎回綺麗な水ですすいでください。日焼け止めを使用した場合は、日焼け止めの成分はガスケットを破損させてしまう可能性があります。

２　乾きが足りないうちに保管してしまうと、悪臭やカビの原因になります。特に、裏側は汗で湿っていることもありますので、しっかりと乾燥させてから保管をお願いします。

３　保管する前に、内側と外側をしっかりと乾かしてください。（但しドライヤーでは乾かさない事）

４　定期的に粉洗剤を薄く溶かしたものまたは乳化剤を含む液体洗剤で手洗いしてください。但し、脱色剤または柔軟仕上げ剤は使わないで下さい。

５　保管時にはジッパーは開放して保管して下さい。ジッパーを閉めて保管するとジッパーの圧縮力の効果が弱くなります。

６　ケアについては専用液体等を使用して6週間毎にケアする事をお勧めします。うっすらと塗布し付けすぎないようにして下さい。また、生地に撥水効果が見られなくなった場合は、専用液体等を塗布して、水染みに対する撥水性を戻してお使い下さい

７　ドライスーツを過度に暑いところ、湿気があるところや直射日光があたるところには置かないで下さい。また、ガソリン（車のトランクの中も含む）やガス関連器具のある場所におくと、揮発したガスがガスケットを劣化させるのでそのような場所に置かないで下さい。

ガスケットの劣化防止には303 エアロスペース　プロテクタントがお勧めです。

８　ジッパーには別売りのMcNett　ジップガードで、砂、ホコリ、塩等を除去しジッパー周りをケアーして下さい。

ガスケット部の交換には下記の接着剤がお勧めです

参考サイズ表

アメリカ表記の為、日本のサイズ表記とは異なります。