ブログを見ていただいてる方から、ところであんな砂漠のなかで、支点はどうやってとっているの?
と尋ねられましたので、支点の部分の写真を載せます。
こんな感じです。
岩の隙間を利用して厳重なアンカーを作成しています。
日本では、スピードに重点をおいて小さめのアンカーでやっていますが、やっぱ十二分に
強いアンカーを構築して行なわないといけないと感じた出来事がありました。
ハイラインを張り展張して救助者と要救の2人がハイラインを横断しはじめたところ、つけていた展張計が7KNを示しました。
想定した荷重は、3KN強でしたのでなんと倍の荷重がかかったことになります。
Aフレームは、傾くわ、アンカー周辺はみしみし言出すわでゲーゲーの状態になり、展張線の張り臣をゆるめるべくシステムをバックし伸ばしました。
ラインをゆるめると7KNを示していた展張計はみるみる数値をおとしていき、ホッと一安心の一こまでした。