先日、アリゾナボーテックスに関する上記の質問を受けました。
質問に対して少し補足しながら回答していきます。
アリゾナボーテックスを安全に設定する重要ポイントは「如何にがっちり固定するか」です。
それを実現するためにボーテックスを地物(ちぶつ)に直接くくりつけるか、あるいはガイラインでしっかり押さえつけます。
これらの方法は、当然実施する場所の地物やアンカーの状況により色々なパターンがあります。
今回は、その中でもガイラインのアンカーの位置についてです。
通常、ガイラインはボーテックスを押さえつけるため下方向にむけて取ることが多いのですが、上方向に向けて取ることも出来ます。
「それって大丈夫?」という疑問がわくと思いますが、
以下の写真をご覧ください。
左側の赤いガイラインが110度程度開いて取られています。
この設定の状況を説明すると、ここでは、ジンポールに対して4本のガイラインを張り込んでいます。
そして、そのうちの1本のガイラインを土と岩で2.5mほど盛り上がった、上部に位置する木からとりました。
他のガイラインが下部に向けてとられていることもあり安定したアリゾナボーテックスが設定出来ました。
質問に対する答えのアンカー位置は「はい上部でも大丈夫です」。