以下のような内容の質問を先日頂きました。
「同じ強度の支点が開口部に向かって前後にある場合、ビレイの支点を前に持ってきた方がいいのか、それとも後ろに持ってきた方がいいのかどちらでしょうか?」
私の回答は、
基本は、ビレーが前、メインが後ろです。
メインは倍力を組むのでより多くの引きしろが必要なので後ろがよいです。
また、ビレーが前は、ロープの送り出し量を少なくして、メインが切れた場合のビレーにかかる衝撃荷重によるロープの伸びを出来る限り殺したいのが理由です。
当然、現場の状況により、これれが変わる場合もありますが、基本は上述の通りです。