経済学者であり、「超 整理法」の著者である、野口悠紀雄さんの「超 勉強法」が本箱の奥から出てきました。
チラ見すると、「『基礎から一歩、一歩』式の学習法ではいくら努力しても成果はあがらない。必要なのは楽しみながら成果が得られる勉強法だ。」
また、以下の記述もありました。
「自動車を運転するのに、内燃機関の原理について正確な知識を持つ必要はない。
それより、アクセルの踏み加減を体得する方が重要だ。
テレビを見るのに、半導体の知識は必要ない。スイッチの操作をしていれば十分だ。」
そういう意味では、レスキューにも当てはまり、例えばアリゾナボーテックスを学ぶのに構造力学の正確な知識は必要ないし、カラビナやロープなどの強度に関する詳しい知識を得るために、材料力学、材料強度学、破壊力学などもほとんど不要だと感じます。
厳密な基礎知識を学ぶより、基本概念をさっと理解して、安全に配慮しながら体験から楽しくまたは興味深く学ぶことが重要だと再認識しました。
私個人としてもこのような考えで学んでいこうと思いますし、講習会を実施するときも楽しくまたは興味深く学べる環境作りに配慮して行きます。