ダブル滑車のシングル使いについて

ダブルプーリー(ツインプーリー)のシングル使いについて

 

ダブルプーリーは当然、ロープを2本入れてダブルで使うのが望ましいです。

 

但し、状況によりシングルで使わざるを得ない場合もあると思います。

そのための補足情報です。

 

(わざとにサイドプレートにあてています)

実際に上げ下げをしながら幾度か試しています。以下の問題点や注意点はありますが、それを回避するなら使えなくはないと私は思います。

 

1,衝撃荷重がかかるような使い方はしない

(片ぎぎなので出来るだけひずませたくないです。)

 

2.サイドプレートにロープがすったりしないようにする

(ロープが擦れてしまいます)

 

賛否両論あると思いますが、情報提供まで!

 

ロープレスキューやアリゾナボーテックスの学び方

経済学者であり、「超 整理法」の著者である、野口悠紀雄さんの「超 勉強法」が本箱の奥から出てきました。

 

チラ見すると、「『基礎から一歩、一歩』式の学習法ではいくら努力しても成果はあがらない。必要なのは楽しみながら成果が得られる勉強法だ。」

また、以下の記述もありました。

 

「自動車を運転するのに、内燃機関の原理について正確な知識を持つ必要はない。

それより、アクセルの踏み加減を体得する方が重要だ。

テレビを見るのに、半導体の知識は必要ない。スイッチの操作をしていれば十分だ。」

 

そういう意味では、レスキューにも当てはまり、例えばアリゾナボーテックスを学ぶのに構造力学の正確な知識は必要ないし、カラビナやロープなどの強度に関する詳しい知識を得るために、材料力学、材料強度学、破壊力学などもほとんど不要だと感じます。

 

厳密な基礎知識を学ぶより、基本概念をさっと理解して、安全に配慮しながら体験から楽しくまたは興味深く学ぶことが重要だと再認識しました。

 

私個人としてもこのような考えで学んでいこうと思いますし、講習会を実施するときも楽しくまたは興味深く学べる環境作りに配慮して行きます。

 

スイベルプーリーの点検方法

自在に動いて便利なスイベルプーリーですが、シンプルなプーリーと違い自在に動くスイベル部分の点検を確実に実施お願いします。

点検すべきは以下の点です。

 

 

Cのイラストは、上部のねじが緩んでいないかプライヤーで確認しているところです。

 

Dのイラストは、No➡と記載された部分が浮きあがっていないかチェックすることです。

 

Fのイラストは、ねじが浮き上がっていないかです。

 

Eのイラストは、上部の部分にガタが発生していないか確認することです。

 

上記のイラストの出典元ならびにより詳しい情報は、英語ですがロックエギゾチカの以下のサイトをご確認ください。

https://www.rockexotica.com/media/wysiwyg/rockexotica/tn/omni-tech-notice.pdf

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