2020年秋期リバーレスキューSRT1開催予定

新型コロナウィルスの影響で予定を出せていなかった、スイフトウォーターリバーレスキュー(SRT1)を以下の日程で開催いたします。

 

2020年

 

9月29日(火)~10月1日(木)
10月9日(金)~10月11日(日)

 

https://www.rescue-japan.com/SHOP/5113100242.html

 

このコースで紹介する技術や知識は、急流域でのレスキュー活動はもちろん、洪水や台風による水害などの近年のゲリラ豪雨にも適用出来ます。

 

机上講習では、急流における知識面

実技講習では、その知識を実際の現場で身を持って体験しさまざまなリバーレスキューの技術を学びます。

 

初めての方はもちろん、過去にロープレスキューを受講して頂いた方にもお勧め出来る内容となっております。

 

ご検討下さい!

 

ご質問などあればお気軽にお問い合わせください。

秋に計画していた、リード氏を招請しての講習の中止

今秋に予定していた、アメリカのインスタクターのリードさんを招へいしての講習会は、コロナウィルスの影響で中止となりました。

ご期待頂いていた、皆さま、申し訳ございません。

 

非常に残念です。

 

また、仕切り直しとして、翌年以降で開催をしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

油性マーカーによるロープの強度ダウン

ネットサーフィンをしていたら以下のような記事を見かけました。

 

https://www.blackdiamondequipment.com/en/qc-lab-can-i-use-a-sharpie-to-mark-the-middle-of-my-rope.html

(必要に応じグーグル翻訳で翻訳してください。意訳になるかも知れませんが)

 

ここには、なんと!『UIAAの実験結果ではマーカーでマークするとロープ強度が最大では50%落ちる』とあります。

また、『強度ダウンに関しては、ロープマーカーとして売り出しているものを含んでいる」とのこと。

 

異常値や外れ値(注1)の可能性はあるかも知れませんが50%ダウンとは驚きです。

また残念ながら市販のロープマーカーでさえある程度のダウンはするのですね。

 

但し、記事の後段では、UIAAの実験は実際に使用する環境とかけ離れた状態になっていることを批評しつつ、ブラックダイアモンド(ロープは販売していないメーカー)に所属する筆者が、自社の実験環境でロープをマーカーでマークして引っ張り実験をしたところ、常にノットで切れたと記述しています。

 

ロープの真ん中に目印をつけるクライミングと違い、レスキューではマーキングはあまりしませんが、端末に長さ等の情報を記載すると簡便な運用になり得ます。

 

私としては、あまり神経質になり過ぎる必要はないと思いますが、

 

1.ロープ専用マーカー以外の油性マーカーでのマーキングは避けた方がよいこと

2.これだけは避けるべきこととして、ノットが出来るであろう部分に油性マーカーでマーキングすること

 

としておきます。

 

たまにはネットサーフィンも悪くないですね。

 

なお、原典であろうUIAAの文章は以下です。

 

https://www.theuiaa.org/documents/safety/Notification_about_the_marking_of_ropes_by_climbers.pdf

 

注1:外れ値(ウィキペディア) 

外れ値(はずれち、英: outlier)は、統計学において、他の値から大きく外れた値のこと。 測定ミス・記録ミス等に起因する異常値とは概念的には異なるが、実用上は区別できないこともある。

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