ハーネスのリコール ペッツル アストロ等

アメリカのサイトでリコール情報があがっていました。

https://www.petzl.com/US/en/Sport/recalls/2023-10-25/Call-for-inspection-for-the-ASTRO-and-CANYON-GUIDE-harnesses

消防の皆さん、よくペッツルのハーネスを使用されているので、お知らせ英訳しようかと考えていると、日本のサイトにも情報があがっていました。

 

ハーネス『アストロ』および『キャニオン ガイド』点検のお願い

 

うちのスタッフもアストロを持っているので点検を依頼しました。

 

私は、アメリカとチェコの別メーカーのハーネスを使っているので該当しないですが、講習参加者の方がよく、アストロ履いているの見かけるので

 

リコール内容や点検方法確認しておきました。

 

事故がないようリコールにかかわらず、日常点検、定期点検おろそかにできないですね。

 

ご安全に!

 

 

 

フォワイトウォーターフローティングポジション

激流下では足を水面近くまで上げた防御泳法(ディフェンシブスイム)を行うことが必須です。

 

その理由は、足を水面に沈めていると、フットエントラップメントに陥るリスクが高くなるからです。

 

フットエントラップメントとは、足が罠にかかってしまうという英語です。

 

すなわち、水面下に足を沈めていると、足が川底の岩と岩の隙間などに挟まってしまい、抜けなくなってしまう状態になる場合があります。

 

足は岩に挟まり、上体は川の本流の力で流され、足が折れてしまい非常に危険なトラブルになってしまいます。

 

この状態を避けるために、水面近くに足を上げます。

また、フォワイトウォーターは、空気を約50%含んでおりPFDの浮力が十分出ません。
ウォーリーを探せ!ではないですが、救助者が沈んでしまっている状態が見てわかるでしょうか?

アサップ NFPAの規格認証されているのか?

前回のブログでアサップについて記載しました。

 

アサップ 1人用なのか2人用なのか?

 

今回は、先日のアサップの記事を見た方から、ご質問を頂いたのでそれについて回答します。

 

質問内容は、「アサップってNFPAの規格は通っているのでしょうか?」です。

器具は、規格の認証を満たしている場合、認証マークが刻印もしくはペイントされています。

 

以下がアサップのアップ画像です。

 

 

画像を見ると、EN、CE、UL、EAC、ANCIの文字が見えますが、NFPAの文字はありません。

 

よって、アサップはNFPAの規格は通っていません。

 

NFPAは、National Fire Protection Assosiationの略称で日本語に訳すと米国防火協会です。道具やオペレーションに関する基準や規格を開発そして発行しているアメリカの組織です。但し、政府の組織ではありません。

 

NFPAはないですが、ULのロゴは見えます。

 

あれ?と思いました。なぜならULはアメリカに本拠を置く規格や検査をする組織(Underwriters Laboratories Inc.)だからです。アメリカ向け製品に対してULによる評価・認証を受けそれを示すマークとしてULのマークを付けます。

 

アメリカにも売りたいけれども、救助用品というより、高所作業用品のカテゴリ色が強いからでしょうか?それともNFPAの規格に適合しなかったからなのか?

 

この先は、チャットGPTに聞いてみて下さい!(汗)

 

 

 

 

RESCUE JAPANブログ