AZTEK(アズテック)の4倍と5倍の見分け方

AZTEK(アズテック)の4倍と5倍の見分け方についてご質問を頂きました。

この見分け方、あるポイントを知っていると一瞬でわかります。

 

それは、アズテックの端末側がどちらにあるかです。

もし、端末側がアンカー側にあると4倍

崖側(アンカーと逆側)にあると5倍

上記の写真は4倍(の方向替え)であることがすぐにわかります。

 

端末側は以下の写真の通り通常オレンジの方です。

プーリーの右側に銀色のカバーにガードされた端末が分かります。

これがどちら側にあるかです。

アンカー側にあると4倍、そうでなければ5倍です。

 

どう使い分けするかは、状況により変わってきます。

またブログかレスキュージャパンyoutubeチャンネルでご紹介出来ればと思っています。

 

 

人数少ない時のダブルクラッチ

ロープレスキューの講習会をしていると参加して頂く方が多い時と少ないときに分かれます。

 

少ない時は、どうしても人員不足になり工夫が必要ですが、そんなときのお役立ちツールがダブルクラッチです。

 

 

効果実感する前は、気をてらった方法だなと感じましたが

 

実際やってみると、人が少ない時は便利というかこれしかないという感じです。

 

人が多い時にわざわざする必要はないと思いますが少ないケースに備えてダブルクラッチ訓練してみるのいががでしょうか?

 

アリゾナボーテックス フラットフットとラプターフット

アリゾナボーテックスには、フラットフット(平足)とラプターフット(爪足)の2種類があり使い分けをどうするか検討する必要があります。

 

概論として、コンクリートはフラットフット、その他はラプターフットとなります。

 

但し、実際は、設置する場所の状況を把握しその場所や状況に応じた使い分けが必要になります。

 

その実例として次のケースを紹介します。

 

 

この場所は砂防ダムであり、エッジ際から60cmほどはコンクリートで固められています。最初は、定番通りのフラットフットを使用したのですが、水や濡れた落ち葉類、砂などが多くフラットフットが滑り上手く設置出来ないばかりか、ガイラインで圧を掛けたところ、足が動き、フラットフットの裏に張り付けられている、ゴムが剥がれてしまいました。

 

そこで、急遽、ラプターフットに足を変更しました。ある程度、砂や落ち葉の腐葉土を爪が噛みましたが、念のために、アリゾナボーテックスの基底部を少しバックさせてコンクリート部位ではなく、隣接する土の部分に移動させて設置しました。

 

そうすることで安定して爪が地面をとらえアリゾナボーテックスをセットすることが出来ました。

 

担架を伴った救助者の出入りは、若干やりにくくなったのですが、安全第一がレスキューの鉄則なのでそれを実践しました。

 

なお、たまに質問で、「3脚を立てる場合に、全て同じ足、フラットフットなら3つともフラットフットでないといけませんか?」と頂きますが、答えはもちろん、同じ必要はなく、状況に応じた選択をしてください。

 

今回は、アリゾナボーテックスのフットの選択についてでした。

RESCUE JAPANブログ