アリゾナボーテックス Vフレームとプロトタイプ思考

7,8年ほど前だったと記憶しているのですが、アリゾナボーテックスの開発者のリードさんがよくアリゾナボーテックスを逆さまに立てたVフレームのセッティングをよく実施していました。

 

こんな感じのセットです。

 

山の頂点がでこっとした形

以下のような形です。

 

 

にセットして右から左や左から右に担架を移動させるときや足場が悪くても頂点まで担架を持って行くときに使うとよいとのことでよく行っていました。

 

当時は、キワモノで適用範囲が狭いと思い込んでいましたが、今から考えると写真で使われているAZOPのプロトタイプが活用、開発されていたりなど新たな取り組みを行うことで色々なものが花が咲き、実を結ぶものだと実感しています。

 

そういう意味では、以前より企画している「アリゾナボーテックスフレーム2講習」の企画が止まった状態であり続けていて「難産状態」であること反省しました。

 

現時点でのアイデアをまとめプロトタイプを作り、それを実践して改善改良していく

 

「プロトタイプ思考」または経営学でいうところの「学習アプローチ」のやり方や考え方を取り入れていくべきだと気づきました。

 

最近、年齢を重ねてきて、頭が固くなっているかも知れません。

反省して自らの行動改善してみます!

 

 

 

アリゾナボーテックス講習埼玉追加 2021年1月16日

昨日まで、埼玉で2日間のアリゾナ講習を実施しました。

初日はあいにくの雨でどうなることかと思いましたが、2日目は晴れて写真の通り滞りなく実技を実施ました。

 

 

写真は、二脚のAフレームの設定と担架の取りまわし

 

施設に2日滞在したため、施設のスタッフの方と日程の調整を行い

満席だったアリゾナ講習埼玉に追加日程を設定しました。

 

新規 2021年1月16日(土)~1月17日(日)

 

https://www.rescue-japan.com/SHOP/5111501025.html

 

よろしければご検討よろしくお願いいたします。

 

 

アリゾナボーテックスのガイラインのアンカー位置は上部でも大丈夫?!

先日、アリゾナボーテックスに関する上記の質問を受けました。

質問に対して少し補足しながら回答していきます。

 

アリゾナボーテックスを安全に設定する重要ポイントは「如何にがっちり固定するか」です。

それを実現するためにボーテックスを地物(ちぶつ)に直接くくりつけるか、あるいはガイラインでしっかり押さえつけます。

 

これらの方法は、当然実施する場所の地物やアンカーの状況により色々なパターンがあります。

 

今回は、その中でもガイラインのアンカーの位置についてです。

 

通常、ガイラインはボーテックスを押さえつけるため下方向にむけて取ることが多いのですが、上方向に向けて取ることも出来ます。

 

「それって大丈夫?」という疑問がわくと思いますが、

 

以下の写真をご覧ください。

 

 

 

左側の赤いガイラインが110度程度開いて取られています。

 

この設定の状況を説明すると、ここでは、ジンポールに対して4本のガイラインを張り込んでいます。

そして、そのうちの1本のガイラインを土と岩で2.5mほど盛り上がった、上部に位置する木からとりました。

他のガイラインが下部に向けてとられていることもあり安定したアリゾナボーテックスが設定出来ました。

 

質問に対する答えのアンカー位置は「はい上部でも大丈夫です」。

RESCUE JAPANブログ