ロープでの支点の取り方 2重つなぎ

 今回は、2重つなぎでの支点の取り方を紹介します。

二重つなぎ


二重つなぎでロープを結び、荷重が掛からないように少し余長を取り8結びを作成しカラビナで連結します。
このカラビナはロープ上を滑り左右に動くのでロープが何らかの力で左右いずれかに引っ張られた場合にも、支点の部分が片ぎきすることない、安定した支点を構築することが出来ます。


ただし、デメリットしては結び目を2つ作成するため迅速性が欠けること,カラビナひとつの追加資機材が必要になることです。


※二重つなぎ 結び方とバックアップ
上記の写真は以下のような形で末端処理を行っています。
青ロープが折り返され末端処理されていることに注目して下さい。


二重つなぎ 二重つなぎ 二重つなぎ




 

ロープでの支点の取り方 8の字vsもやい

 ロープでの支点の取り方をご紹介します。
方法は色々ありますが、今回は、8の字結びともやい結びでの取り方を行います。

@8の字結びでの支点作成


8の字結び


●メリット


一般的な結び方で、知名度が高い事、基本的に8の字は末端処理が不要なことです。
●デメリット
ロープの長さ調節が困難で手間が掛かります。



@もやい結び+(端末処理)での支点作成


もやい結び


●メリット


支点の大きさに関わらず長さ調節が容易。8の字結びより早く作成が出来ます。


●デメリット


端末の処理が必要。ダブルオーバーハンド、もしくは写真の変形もやいが必須になります。

アドバンスロープレスキュー その2

アドバンスロープレスキュー講習 ⅠとⅡを連日で行ないました。
ブログの更新が遅れ申し訳ありません
パーセルを使用した登り降り、下降器からの荷重移行、ノット越え。
パーセルも非常に便利な装備です。
パーセル巻きは
長さ調節や、ショックアブソーバーとして使用が出来る非常に便利な巻き方です

6mmのアクセサリーコードで作成出来るのですが
3本での8の字結びが少しややこしい

講習項目2の担架のスクープ時の担架と決着部分です
担架とメイン・ビレイ・救助側に付くライン
写真だけでは、何がなんだか分からないのですが
実際にやってみると、さほど難しくもない

RESCUE JAPANブログ