SRT1コースを京都で開催しました。
項目の一つにテンションダイオグナルというものがあります。
「なんやそれ?」という名前なんですが、要は斜めに展張線をはって川の流れを使い 効率よく要救助者や救助者を横断させるというものです。
写真だけではわかりにくいかもしれませんので
明日動画をアップしておきます。
リアスロープレスキューリサーチラリー
岩手県大船渡市でロープレスキューのイベントが9月24日(木)〜25日(金)の間で開催されました。
このイベントはスタテックロープによるテクニカルロープレスキュー
ご覧の通りの絶好のロケーションで盛り上がりました。
水圧
しばらく更新していなかったので、財田より記事を提供してもらいました。
以下、急流救助に関する情報です。
当社アウトドア部門の昨日ラフティングツアーの出来事です。
四国吉野川ラフティングツアーでコース取りをミスしてしまったボートが水圧によって、全てが水面下に水没しました。。
このラフトボートは流れの穏やかな所では20人がかりで沈めようとも沈まないボートです。ただし、流れの速い(急流)では水圧が発生、この水圧がとてつもないパワーを生み出します。
結果が写真のとおりです。
ボート内の水の重さは恐らく数トンはあるかと思います。
このボートに乗っていた参加者はどうなったかと言うと、通常のこのラフトボートに座りロープに掴まっておくことが出来るのですが、ボート内に入ってきた水がライフジャケットの浮力の働きと水圧で、ロープを掴まっていることが出来ずに次々と流されいきました。
このボートをいかに水中から出すのか、これが問題です。
幸いにもボートは岸から近い距離でしたので、飛込みボートに掴まりボート上に上がることは出来ましたが、ボートは水中下、ライフジャケットの浮力は働き、水圧とでボート内でバランスを取り居座ることでも苦難です。
岸からフロテーションロープを投げてもらい、カラビナとボート上のボート回りに貼り付けているDリングと言う物にカラビナをかけました。
カラビナを掛ける位置、引っ張る角度、水の流れ、ラフトボートの浮力を考えた上でカラビナを掛けたのですが、数トンの水の重みがあるので人力では到底無理だと考え、支点を作成し倍力システムを作成し引き上げよう指示を出しましたが、一度引いて見ようと言う事から引いてみると見る見る動き出したのです。
これまでの経験上での判断ではまず、倍力システムを組まない限りは外せないと考えたことが、ミスでした。シンプルな方法から進めて行くことのレスキュー3の哲学の教えだと改めて実感できたことです。
そして、またこの経験が次回の判断力に繋がる良い経験をさせて頂居た事は改め哲学どおりだと思いました。そして、カラビナを掛ける位置、流れなどを考慮しての判断はいかに水の流れを読むことが急流での救助に役立てるものだと実感できました。
まぁ、今回このボート操船をミスしてしまったのは私(財田)と言うのが、このブログの落ちです。