今年もお世話になりました(^^)

こんにちは!

クリスマスも過ぎ、あと1週間足らずで今年も終わりですね。

来年のカレンダーや新しいカタログは申し込まれましたか?

まだの方はこちらから申し込んで下さいね。


追記!!

ご好評につき、カレンダーはなくなりました((+_+))ごめんなさい(1/22)

カタログのお申込みは

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

申込のフォームが開きます

※お申込みいただいた方へは年末から年始にかけてお届けできる予定です。

ロープレスキューやリバーレスキューの写真が満載です!

もうしばらくお待ちください(*_*)

では、年末年始の営業についてご案内します。

~12/27 通常営業(18時まで) 商品の発送は正午(12時)までのご注文が対象

12/28~1/4 休業

1/5~ 通常営業(10時から)

年末年始に必要な商品は早めに購入してくださいね(^^♪

尚、休業中もインターネットやFAX、メールでのご注文は受け付けております。

休業中にご注文いただいた商品やお問合せ等につきましては

1/5以降、順次対応してまいります。

ご不便をおかけしますがどうかご了承下さい。

今年最終のブログ投稿となりますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

では、よい年をお迎えください(^^)/

ロープレスキューで倍力での一人あたりの引張荷重は?

Q. 倍力での一人あたりの引張荷重は、0.2KN(20kg)の認識でよいですか?

※国際緊急援助隊(JDR)のロープレスキューの資料では、破断荷重の20%で安全使用範囲として設定されているが、一人あたりの引張荷重が50kgで計算されている資料 も存在しているようだ。

A. 引っ張る力が20kgでは人間一人が引く力としては、少なすぎる印象です。ご指摘のとおり計算もしやすいので50kgを活用いただければと思います。

但し、「リンゲルマン効果」と呼ばれる有名な綱引きの実験の話があります。

無意識状態で人間は、手抜きしてしまうということを表したものです。綱引きで一人で引いているときと二人で引いたとき、または五人で引いたときは、単純に一人の力の2倍や5倍にならないで、引っ張る人数が増えると、一人当たりの力(生産性)が低下するという話です。

しかし後年、白樫氏によるとリンゲルマンの実験方法には弱点があると指摘がありました。この点について興味をお持ちの方は、上記のリンゲルマン効果のリンクをクリックして社会的手抜きに及ぼす課題への動機づけの影響の論文を参照してください。

話しを戻すと、ロープレスキューでもこれらは当てはまり、一人で引く力の最大が複数の人で引く場合の総和にならないということ当てはまる部分はあります。

展張に関する概算として、3倍力を6人で体重を掛けることなく引っ張った場合に400kgとみなす方法があります。(但し、実際に私が展張計で何度か測りましたが、400㎏は出なかったです。)

これをもとに先ほどの一人がどれくらいの力かと当てはめると、400kg÷6人÷3倍=22キロなので20㎏という数字もあながち悪い数字ではありません。

3倍力を4人で350㎏という概算方法もあるので、中学でやった二次関数では求められないかもしれません。

結論的には、18と12の係数を覚えて当てはめるか、人数が増えると力が減ることを想定して50㎏から20㎏程度まで順次減らして計算するのが良いかも知れません。


NFPA2500 レスキューへの意図(3つの規格の統合NFPA1983、1858、1670)

いつ来るか、いつ現れるかと思っていたNFPA2500

やっと現れました。それが以下の写真です。
新型のロープレスキュー資器材のキャプト
キャプトの裏面に記載がありました。


NFPA2500と表記された写真


但し、表記をみるとNFPA2500 だけでなく(1983)の文字もあります。


NFPA2500 が既存の3つの規格である、1670と1858と1983が統合されたものであることが明確に示されていると感じました。



この表記を見るまでは、てっきり次のものからNFPA2500の単独の文字表記のものが現れてくると私は思っていました。

ここで3つの規格について簡単に述べます。




NFPA1670  

レスキューとテクニカルサーチのためのオペレーションとトレーニングの規格





NFPA1858

緊急対応組織のためのライフセーフティロープや機材のメンテナンスやケアの規格



NFPA1983

緊急対応組織のためのライフセーフティロープと機材の規格



これら3つの規格が統合されてNFPA2500 となりました。



「これら3つの基準を統合することにより、NFPA 2500は技術的な捜索および救助作戦のすべての側面をカバーする包括的な枠組みを提供し、関連する人員の訓練、必要な機器の選択、メンテナンス、および使用を含みます。」

言われてみれば、ロープや資器材の規格とそのメンテナンス、そしてオペレーションや訓練は、三位一体そうだなと思います。

少なくとも、ギア類のNFPA1983とメンテナンスのNFPA1858はセットであることは誰も異論はないと思います。

ハードとソフトを融合させて救助活動の一連の動きが洗練されてまた安全性の向上がなされるように統合されたということがイメージ出来ます。

なお、NFPAに関連する項目でよくある誤解について以下の記事で記載しています。

興味のある方はこちらもご確認ください。

NFPA1983GユースとTユースの誤解

RESCUE JAPANブログ