しばらく前に、アンガーマネジメントという言葉が流行りましたが、ロープレスキューでは、アンガー(怒り)もさるころながら、アンカー(支点)のマネジメントが重要です。
今回は、以下の写真をもとにアンカーのセッティングについて検討したいと思います。
写真は、俗に言うボムプルーフアンカーです。ボムと略称で呼ばれることもあります。
正確な定義はありませんが、ボム(爆弾)を投げても壊れないくらいの丈夫なアンカーで、それくらい強いものであれば、メインとビレーの2つを一つのアンカーにかけても大丈夫という位置づけで使用されます。
そのボムプルーフアンカーのセッティングですが、
私の好みは、写真の通りのセットです。
ビレーは操作しやすいように腰高にセットします。
自確は、ビレー等の操作の邪魔にならないように一番下へ。
メインは、万一の破断で、プーリーが飛んで来ても大丈夫なように太もも下へ。
状況はもちろん、好みもあるので一概には言えないところもありますが・・・