京都でツーテンションロープシステムの1日講習を実施しました。
ツーテンションロープシステムは、別名、ツインロープテンションシステムやミラードシステムと呼ばれるシステムです。
従来のロープレスキューでは、メインビレーのロープシステムで上げ下げ等を行っていました。メインは、100の荷重を受け、ビレーは0荷重で運行します。
それと比較してツーテンションシステムは、同じく2本のロープは使うのですが、メイン100とビレー0でなく、片方のロープが50、もう片方のロープが50と双方のロープに荷重を受け持ちながら、上げ下げを行うシステムのことです。
このシステムは、MPDが開発されてから発達してきたシステムとなります。
メリットは、エッジに強かったり、片方のロープが切れた場合に、もう片方のロープに掛かる衝撃荷重がメインビレーシステムに比べ少ないことなどがあげられます。
また、なんといっても操作がしやすいので近年人気になっているロープシステムです。
講習会では、これらメリットを感じて頂くことはもちろん、デメリットをも感じてもらうような工夫をいれながら行いました。
今回もありがとうございました。