「コンプレックス倍力とは:倍力システムその2」動画を公開中


倍力システムの応用編をご紹介します。

コンプレックス倍力を使用することで、限られた装備でも効果的な倍力を組むことができます。

ただし、今何倍力で引いているのか、器具の強度等システムの安全管理上正しい認識を行う必要があります。

ベーシックロープレスキューやテクニカルロープレスキュー等の初心者向け講習会では、
実際にロープと滑車とプルージックを使用してどこに組めば何倍力になるかを試します。

ぜひ一度ご参加ください。

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テクニカルロープレスキュー3日間コース

https://www.rescue-japan.com/SHOP/415210/683458/list.html

ベーシックロープレスキュー

https://www.rescue-japan.com/SHOP/415210/716574/list.html

プルージックコードの食い込みに関する質問と答え

以下のような質問をレスキュージャパンの事務所に頂きました。

Q ロープレスキュー技術について質疑があり、ご連絡しました。

当組織では、ロープについては、11mmのメーカー違いの2種類を主に運用しております。
また、プルージックコードはスターリン社製の7mmプルージックを昨年から使用してます。

先日、活動中にラチェットプルージックがプーリーの中に中に入り込む事象が発生しました。ロープの切断等の事故は発生しませんでしたが、今後も起こりうる可能性があると感じました。

チーム内で質疑が出ました。以下ご回答いただけますか?

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①今回のラチェットプルージックが入り込む事象に関して、同様の事案の発生を確認したことがありますか?

② 7mmプルージックはパーソナルユースと考えていますが、御社のホームページでは11mmに対して7mmのプルージックも適正と記載されていますが、パーソナルユースとして適正というニュアンスでしょうか?

③プルージックコードのスリップロードについての根拠文章は提示いただけますでしょうか?

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回答いたします。

①について

Q .今回のラチェットプルージックが入り込む事象に関して、同様の事案の発生を確認したことがありますか?



A. 過去にプルージックがブレーキマインドレスプーリーに入り込む事例はいく度もあります。ブレーキマインドレス、プルージックマインドレスプーリー、PMP等でよばれるものすべてですが、基本的にはプルージックは入り込まないようなデザインになっていますが、100%入り込まないものではなく、他の敷材も同じですが、運用時には、不具合がないか確認しつつオペレーションを行わないといけません。

特に、プーリーのサイドプレートにプルージックが位置すると入り込みやすくなります。


正しいプルージックの位置





この位置に来るとプルージックは食い込み易くなる


この時は、一旦、オペレーションを停止してプルージックの位置を修正してください。

②について

Q. 7mmプルージックはパーソナルユースと考えていますが、御社のホームページでは11mmに対して7mmのプルージックも適正と記載されていますが、パーソナルユースとして適正というニュアンスでしょうか?

A. 7mmプルージックはパーソナルユースではありません。NFPAの規格にプルージックの規格がないため、そもそもパーソナルでもゼネラルでもありません。

そのうえで、次のご質問とも関連するのですが、2人荷重に対するビレーの落下テストで7mmプルージック3回巻きと11mm ロープの組み合わせが落下実験に合格していることから、2人荷重(レスキューロード)に対応しているものです。

③について

Q. ③プルージックコードのスリップロードについての根拠文章は提示いただけますでしょうか?

A. はい、1980年代に行われた、有名な実験があります。

BCCTR(British Columbia Council of Technical Rescue、ブリティッシュコロンビア州テクニカル レスキュー評議会)の文章があるのですが、インターネットで調べても出てきませんでした。

変わりに、インターナショナルテクニカルレスキューシンポジュウムでのマイクギブスさんの発表データーが有意義だと思いますのでリンクを張っておきます。

RESCUE BELAYS:Important Considerations for Long Lowers



「シンプル倍力とは:倍力システムその1」動画を公開中


ロープレスキューで最初に身に着けていただく、倍力システムをご紹介します。

ロープで引き上げを行う際には、ロープを引く力を増幅させるために倍力システムを組みます。

引っ張る距離は伸びますが、自転車の変速ギアのように、軽い力で大きな荷重を動かすことができます。

ベーシックロープレスキューやテクニカルロープレスキュー等の初心者向け講習会では、
実際にロープと滑車とプルージックを使用してどこに組めば何倍力になるかを試します。

ぜひ一度ご参加ください (^^)/

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